第50回 オリコン年間ランキング 2017



通算7回、5年連続の総合首位! 嵐が圧倒的な強さを見せる


 さまざまなアーティストの躍動に満ち溢れていた2017年だが、
<アーティスト別トータルセールス>という“総合力”でNo.1となったのは嵐だった。

自身が保持していた4年連続通算6度目(2009~10年、13~16年)
という記録を更新した5年連続7度目の栄冠獲得は圧巻。

リリースされたアイテムがことごとく上位を占めており、
「Doors ~勇気の軌跡~」は年間シングルランキング10位にランクイン。

同グループが持つ歴代1位記録の「年間シングル連続TOP10入り年数」を11年連続に更新し、『「untitled」』は年間アルバムランキング3位に。


 そして映像作品『ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?』は、
年間「総合ミュージックDVD・BD」ランキングで1位を獲得。

また「オリコン年間映像ランキング2017」の年間「総合BDランキング」でも、
音楽作品としては同部門初の1位に。

聴きたい、観たいというファンの声と、
それに応えるパフォーマンスを発揮し続ける嵐だからこそ、
このような快挙を果たしたといえよう。




8年間ミリオンを生み出し続けるAKB48、新たなステージに到達した乃木坂46


 シングルランキングの上位4作品はAKB48の楽曲。



年間シングル1位は、2010年の「Beginner」以来8年連続となり、
自身が持つ「年間シングル1位連続獲得年数」の歴代1位記録を本年度も更新した。

また、「年間シングルミリオンセールス連続達成年数」が7年連続となり、
全アーティスト歴代1位であるB'zの7年連続(1991~97年度)
に並ぶ歴代1位タイ記録を達成。

乃木坂46は「インフルエンサー」「逃げ水」で今年初めて100万枚の壁を突破し、
最新曲「いつかできるから今日できる」
も含めた3曲が5~7位にランク。

写真集の売上で大きな話題を巻き起こした彼女たちだが、
音楽の面でも大きな飛躍を見せた1年となった。

 そして、欅坂46もこの1年で発表した2作品「不協和音」(8位)
「風に吹かれても」(9位)を送り込むなど2年目ルーキーとは思えない急成長を遂げている。

デビュー曲「サイレントマジョリティー」も年間100位圏内にランクインし、
ロングセラー化も人気の裾野の拡大を物語っている。

 嵐、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、KinKi Kids
といったジャニーズ・アーティストも例年通りランキングを賑わせたが、
関ジャニ∞、Hey! Say! JUMPがそれぞれ2作品、
3作品とTOP20内に複数送り込む活躍を見せ、
Kis-My-Ft2も派生ユニット舞祭組の「道しるべ」が33位を記録、
デビュー20周年のKinKi Kids(Hey! Say! JUMPもデビュー10周年)
とともにそれぞれが記憶に残る1年を演出した。

 ソロアーティストの最高順位は、いまや歌に演技にCMにと大忙しの星野源。

「恋」ダンスで飛躍を遂げた2016年の勢いそのままに「Family Song」が23万枚を超え、
年間26位を獲得。個性豊かな歌詞とメロディがすっかり市民権を得た印象を受ける。


 2017年に台頭したニューカマーはBTS (防弾少年団)とTWICEの男女グループだ。

BTSによる「MIC Drop/DNA/Crystal Snow」はK-POPアーティストとしては最上の13位。

“TTポーズ”でもデビュー前から話題を集めていたTWICEは、
シングルのセールスもさることながら、
デビューアルバム『#TWICE』が年間15位と大健闘を見せ、
『第68回 NHK紅白歌合戦』出場を手にした。

そんな活躍を横目に、K-POPシーンの巨人・東方神起が活動再開したのも大きなニュース。

ベストアルバム『FINE COLLECTION ~Begin Again~』が
10月末発売ながら26位と貫禄の動きを見せた。


安室、SMAPのベストアルバムがミリオン達成、バンド勢もヒット拡大


 アルバムでは2作のミリオンヒットが生まれた。

安室奈美恵の『Finally』とSMAPの『SMAP 25 YEARS』のベストアルバムだ。

 安室奈美恵の『Finally』は177.8万枚(期間内)を売り上げ、
安室にとっても初の年間アルバムランキング1位。

ソロアーティストによる年間アルバム1位獲得は、
2006年の平井堅『Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection ’95-‘05 “歌バカ”』以来11年ぶり。

また、ソロアーティストによるアルバム年間売上ミリオン突破は、
2008年に自身が『BEST FICTION』で記録した144.7万枚以来9年ぶりとなった。

 2018年9月で活動を終えることを発表した安室と、
昨年末で新たな道を歩み始めたSMAP。

ともに時代を築いたビッグアーティストの“集大成”的作品に人気が集まった。

デジタル化が進む今も、生活の一部となっていた
アーティストの音源はパッケージとして残しておきたいという
ユーザーの“本音”を垣間見た結果にも思える。

 バンドではback number(『アンコール』が5位)、ONE OK ROCK(『Ambitions』が11位)と
急伸長。

ともに結成から10年以上を経た、中堅的な存在の2組だが、
その支持層は若い世代を中心に厚いものがある。

男女問わずに共感を集めているのも躍進の一要素だろう。


 映像作品では、SMAPのシングルクリップ集、
『美女と野獣』をはじめとするディズニー作品など超強力タイトルを抑えて、
『君の名は。スタンダード・エディション』がDVD、Blu-rayともに嵐に次いでの2位となった。

2016年に大きなムーブメントを巻き起こした傑作の余韻は今もなお凄まじい。








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